オーガニック(有機栽培)だからといって、
その素材の栄養価が、通常の慣行栽培より特別高くなるわけではありません。
でも、
なんか美味しい...なんか味が濃い...
そう感じる方が多くいらっしゃいます。
その秘密は、オーガニックにしかない力強さ。
有機栽培で育てると、害虫などから身を守るため、素材自らが防御物質を作り出します。
この防御物質には、私たちにとっての『旨味や栄養』となる成分が多く含まれるんです。
ここでは、
食への安全を重視したい方はもちろん、
オーガニックならではの力強い味を堪能したい方にオススメの有機味噌を厳選。
主に、
国産の有機材料を使用した味噌を中心にピックアップしてみましたので、一度ご覧ください。
<このページの目次>
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有機味噌を購入する前にCHECKしたい!失敗しないための<お買い物ガイド>
基本中の基本!有機JASマークの有無を確認
有機やオーガニックといった言葉を商品名/商品説明で使用するためには、
国の有機JAS認定を取得する必要があります。
国が指定する登録認証機関の検査で認証されると、
下記のような有機JASマークをパッケージにプリントすることができます。
メーカーによっては、
より高い安全性を示すために、海外のオーガニック認証を取得するところもあります。
ただし、
日本国内で有機商品として販売するには、日本の有機JAS認定を取得するのが大前提。
JAS認定を受けずに、有機やオーガニックを謳うことは法律で禁止されています。
嘘をついて販売しても、
メーカー側にとっては何のメリットもないため、違反するメーカーはほぼいません。
が、
それでも念のため、有機みそを購入する際は、このマークの有無を確認することをオススメします。
ちなみに、JASマークは上記のように緑色の他、黒色の場合もあります。
加熱した有機みそもある!生・非加熱といったキーワードをCHECK
無添加味噌選びのポイント:POINT2でもお話ししたように、
発酵によるパッケージの膨張などを防ぐため、
発酵を止める加熱処理がされた味噌が販売されています。
下記のような、
酵母・酵素・乳酸菌等は、平均70度ぐらいの加熱で死滅するといわれています。
この加熱処理をしているかどうかは、
メーカー側は、商品説明等において積極的には伝えません。
もちろん、
加熱処理をして酵母・酵素・乳酸菌等が死滅しても、味噌の栄養がすべてゼロになるわけではありませんし、
有機原料を使用し基準を満たせば、有機味噌として販売できます。
価格的にも、若干加熱味噌のほうが、生味噌より安いというメリットがあります。
ただ、
酵母・酵素・乳酸菌といった発酵による貴重な栄養分も摂りたいと思う方は多く、
どちらかというと、非加熱の生タイプのほうが人気があります。
非加熱の味噌であれば、
商品名や商品説明蘭に、“この味噌は生みそです”とか“加熱処理してません”といった文言が必ず明記されています。
有機やオーガニックの文字だけにとらわれると、
ついついその味噌が生なのかそうでないのか見落としがちになるので、気をつけましょう。
国産にこだわりたい方は気をつけよう!海外産材料の有機味噌もある
日本国内で有機味噌を販売するためには、前述した有機JAS認証が必要ですが、
原料は、必ず国産である必要はありません。
海外産原料、特に大豆を使用していても、
有機JAS認定を取得すれば、有機味噌として販売することが可能です。
海外産原料でも、
国産原料と同じように、厳しい審査が行われていますので、品質・安全性には何ら問題はございません。
とりわけ有機認証の基準は非常に厳しく、
例えば、遺伝子組み換え品等は使用できない等多くのルールがあります。
ただ、
材料をすべて国産にこだわりたいという方も多く、その際気をつけたいのが、
原材料名の項目に、産地が記載されていないことがあります。
例えば、有機米みそを買いたくて原材料名を見ると、
『有機大豆(遺伝子組み換えではない)・有機米(国産)・食塩』。
この場合、産地名の記載がない大豆は、海外産を使用している可能性が大きいです。
メーカーが海外産を使用するとき、
言い方は良くありませんが、産地をあえて記載しない傾向があります。
国産原料を使用しているメーカーであれば、
十中八九、原材料名に“国産”や“その産地名”が記載されていると思って間違いありません。
そのため、
どうしても国産の有機味噌にこだわりたいのであれば、
産地が国産だとハッキリ分かる味噌を選び、もし曖昧だなと思ったら、お買い物はよした方が無難です。
どうせなら、使用されている塩・水にも注目しよう!
味噌を作るには、主要な原料の他に、塩と仕込み用の水が必要です。
多くの味噌は、食塩と水道水を使って作られるのが一般的で、安全性には何の問題もございません。
もちろん、これらを使用した有機味噌も販売されています。
ただ、
より良質な味噌を作るには、天然塩や天然水のほうが適してると言われており、
一番の理由は、それらに含まれる自然のミネラル。
それぞれのミネラルは、素材とうまく結合し“旨み”を引き出してくれるんです。
また、
カラダとの相性も良く、特に自然海塩のミネラルバランスは体内のミネラルバランスに近い構造。
体内に必要なミネラル分の補給や塩分濃度の調整等の役割を担っています。
絶対に、というわけではありませんが、
せっかくオーガニックという高品質の素材の味噌を選ぶんだったら、
塩や水にもこだわって、よりパワーのある有機みそをお探しになってみるのもアリですよ。
自分に合った有機味噌選び!各味噌の特徴
有機みそといっても、種類は様々。
簡単に各お味噌の特徴を紹介しておきますので、商品選びの参考になさってください。
- 米みそ
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ちょうどいいコクと旨味のバランスが取れた、私たちにとって一番馴染み深いお味噌。
いい意味でも悪い意味でもクセがなく、食べる人を選びません。
食感的にも濾したペースト状が多く、使い勝手がよい特徴があります。
- 玄米みそ
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米みそより栄養価が高く、ヘルシー志向の方に人気の味噌。
若干の苦みがあるものの、全体的なクセはなく、米みそ同様、色々な料理と相性が抜群。
玄米の粒をあえて残すメーカーもあるので、つぶつぶした食感が苦手な方は、購入前のチェックを忘れずに!
- 麦みそ
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やや甘口・サッパリした麦の香ばしさが特徴で、味噌汁にも良いですが、洋風料理とも相性がGOOD。
食物繊維が豊富で、腸内環境を整えたい方に人気。
また、他の味噌と比べ塩分が少いため、減塩対策用に購入する方もいらっしゃいます。
- 豆みそ
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塩分自体は麦みそ同様少ないですが、長期熟成のため塩味が強めで渋い。
ただ、煮込み料理と相性が良く、煮込めば煮込むほど、味のクセが消え、まろやかなコクが生まれます。
主成分がほぼ大豆だけに、カラダもぐっと温まります。隠し味として、ドレッシングやソースに混ぜるのもアリ。
原料別で選ぶ人気無添加味噌:有機味噌おすすめランキング (※すべて非加熱の生みそ)
マルカワ味噌 自然栽培みそ 未来
人気の秘密は,
マルカワみその人気NO.1の有機米みそで、素材には有機栽培より厳しい自然栽培原料を使用。
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海の精 有機豆味噌
人気の秘密は,
国産の伝統自然海塩の元祖『海の精』のオーガニック豆味噌。
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オーサワ 有機立科麦みそ
人気の秘密は,
味噌作りに最適な湧き水・寒暖差のある環境に恵まれた長野県立科町で作られた有機麦みそ。
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マルカワみそ 自然栽培 白みそ
人気の秘密は,
まろやかな風味の有機白みそ。塩分はかなり控えめながらも、甘みの奥に広がる絶妙な旨味が人気。
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ヤマキ 国産有機玄米味噌
人気の秘密は,
玄米の栄養・旨みがギュッと詰まった有機みそで、水にも天然水を使用し、塩以外はすべて国産。
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